こんにちは!インターンの粟飯原です。

早速ですが、皆さん日本中に郵便ポストはいくつあると思いますか?

 

早速ググろうとしてしまった方がいれば、それは「ネット検索中毒」の一種かもしれません。(笑)

中毒症状から抜け出すためにまずは、この問いを以下のルールに則って解いてみてください!

・制限時間:3分

・電卓/PC等の使用不可(紙と筆記用具のみ)

・一切の情報参照不可

 

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さて結果発表をいたします。

と言っても、大事なのは回答ではなくそのプロセスです。

 

僕は「単位面積あたりのポストの個数」から日本全土の個数を考えてみました。

基本的な知識として以下の情報を使いました。

・日本の面積は約38万km²

・日本の国土の3/4が山間部

この情報を知らなければ、推定してみてください。

(例えば、日本全土を同面積の長方形で近似した場合に大体1500km × 200kmになったとすれば、総面積は30万km²と推定できる)

 

市街地の代表的なポストの配置を1個/1km²、山間部(郊外)には1個/5km² と考えました。

これは、市街地には1駅に1つの郵便ポストと考え、1駅の間隔を大体1kmと考えたからです。山間部は推定です。

 

これで計算すると以下のようになります。

38万km² ×1/4 ÷1km² +  38万km² × 3/4 ÷ 5km² = 95,000個 + 57,000個 = 152,000個

 

実際に調べてみると、平成25年度で 182,839個(日本郵政グループ ディスクロージャー誌 2014 より)の郵便ポストがあるようです。

 

このように容易には算出困難な課題を、自分で仮定を立てて推定することを「フェルミ推定」と呼びます。

コンサルティング会社や外資系の企業の面接で考える力を試すためによく用いられる問題です。

フェルミ推定では、「真実」の数値と一桁以内の誤差に収めることができれば良いとされているので、今回は合格といえるでしょう。

 

しかし、先ほども言いましたが、フェルミ推定で大事なのは答えではなくその過程です。

簡潔でありながら、問題解決の縮図を表しているのがこのフェルミ推定なのです。

 

考え方のコツ

考え方としては、「結論から」「全体から」「単純に」の3段階が大切です。

 

「結論から考える」仮説思考力

今ある情報だけで最も可能性の高い結論を想定する力のことです。

今回の場合で言えば、日本の面積との国土の3/4が山間部という知識から、結果を導出すると強く意識することが大切です。

 

「全体から考える」フレームワーク思考力

対象とする課題を最適の切り口で切断し、それを分解する力のことです。

今回の問題で言えば、「単位面積あたりのポストの個数」という切り口を考え、

それを今ある知識から山間部と市街地に分けて考えようという切り口を考えました。

 

「単純に考える」抽象思考力

対象の最大の特徴を抽出して、抽象化したレベルで一般解を求めて、それを再び具体化して解決する力です。

今回の問題で言えば、日本全土の面積を長方形に近似したり、市街地のポストの配置を1個/1km²、山間部(郊外)には1個/5km²と考ました。

枝葉は切り捨て、問題の大きな点:ボトルネックを考えることが大切です。

 

「結論から」「全体から」「単純に」のこの3つのステップは、時間内に論理的な解答を出すという点で大事です。

 

期限内に答えを出すために、情報収集の前に

“今ある情報から仮説を立てる”→”全体の算出アプローチを決める”→”枝葉を切り捨て、ボトルネックを対象に考える”

という3つのステップを踏むことが大切です。

 

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フェルミ推定の応用

「結論から」「全体から」「単純に」の考え方は、コンサルティング会社だけではなく、全ての仕事をする上で大切になります。

特にベンチャー企業のようなスピードが求められる会社では求められる資質となります。

自身の成長・成功のためには欠かせない力だと考えています!

 

プラスクラスに入って1カ月半の僕ですが、どんな仕事においてもスピードとその質を求められています。

時間を決めずに、ダラダラと仕事をこなすのではなく、常にゴールを意識して時間内に仮説→検証を繰り返す。

これを意識して仕事に取り組む日々を過ごしています!

 

以上、最近読んで気に入った「地頭力を鍛える」という本から得た知識をまとめてみました!

 

 

参考文献

細谷功,「地頭力を鍛える-問題解決に生かすフェルミ推定」,2015年 4月24日 第14版発行